10月23日(水)18時より勤式作法研修会がおこなわれました。
講師は、西本願寺で得度研修の講師をされ、現在、山口教区勤式指導員をされている賀陽寛氏です。
勤式とは、僧侶が法要や法事などで読経する際の作法のことです。
僧侶は、法要の用途によって作法や衣が異なります。
講師の賀陽寛先生。
7条袈裟は着付の方法は一緒ですが、着方によっては着崩れしてしまいます。
上手な衣の着こなし方を熱心にご指導いただきました。
七条袈裟とは、七列に縫い合わされた袈裟、それに絹の紐が組まれた修多羅(しゅたら)を組み合わせて着用します。
一人で着付できないので、サポートして着付をしていただきます。
七条袈裟を着るときは、葬儀をはじめお寺の改修や住職継職法要など、1番の礼装で参列する時に着用します。
ご覧の通り、七条袈裟のデザインは多数あります。身につける最高の袈裟が七条袈裟です。
多くの僧侶が七条袈裟で参列する姿は圧巻です。
続いて、登礼盤・降礼盤作法。
本堂の中央でおこなう作法で、畳にあがり、身を清め、焼香をします。
作法の所作はダイナミックかつ丁寧にするのが大切です。
この度の研修で改めて、袈裟・衣の大切さや着付方法・勤式作法を学ぶことができました。